今日は家でゆっくり
連日のパリ市内観光で、少し疲れもあったのと、ブログの執筆作業がほとんどできていないことに焦りを感じ、今日は家でゆっくり過ごして執筆を進めることに。
ギヨームはお仕事、妹は林間学校?(課外授業?)で外出中とのこと。
午前中はお茶を飲みながらブログの執筆。
お昼をどうしようかなーと思っていたところ、お庭から部屋の窓越しに、クリスティーンさんが「お昼を一緒に食べましょう」と声をかけてくれたので、お言葉に甘えることに。
クリスティーンさんとマチューさん、いとこの母子も一緒。いとこの子が着ていたTシャツが、となりのトトロの猫バスで盛り上がり。
トマトがめちゃくちゃみずみずしくて美味しかった!
食事し終わって、みんなまったりしていると、地下室でゲームしていたいとこの子が出てきて、「一緒にやろう」と誘われたので少しだけプレイ。
一緒のチームで銃で敵チームを倒していくゲーム(名前を忘れた)。敵に撃たれるたびに「ムーッ!!」と悔しがる姿が無邪気でかわいい。
ゲームをしたあとは、ブログの執筆と、Kindleで読書をしたりして過ごした。
友人宅でまったり過ごそう
夕方には、ギヨームが友人の家に遊びに行こうと提案し、一緒に行くことに。
途中で差し入れとしてワインを買う。
友人というのは、数日前に一緒にピザを食べた友人のひとりで、今は親が引っ越しているため、広いアパートメントに一人で暮らしているらしい。
アパートに到着すると、すでに数人の友人たちがおしゃべりをして過ごしていた。
ソーシーソン、サラミみたいだね?とつぶやくと、ギヨームが「サラミじゃないよ!」と、並々ならぬ主張を貫く。確かに、サラミよりも乾燥の度合いが強くて、塩味も濃いめな気がする。
ちょっと面白いのが、バゲットに乗せて食べるスタイル。なんともフランスらしい。バゲットを抱えた人が街を行き交う風景は漫画やドラマの世界ではなく、リアルなんだよね。
これぞアペリティフ!
友人たちが次々に家に入ってきて、若いノリに揉まれながらチルな時間を過ごす。最終的には10人くらいが集った。
日本にいても、なかなか年下の世代とこういうふうに時間を共有することはないぞ(笑)
生まれは中国だという頭文字D好きの彼は、車が大好きで、日本の昔の車にとても詳しい(今の車は好きじゃないとも)。「ドリフトキング」と呼ばれている土屋圭市を尊敬しているとのこと。他には日本の80年代のシティポップも好きらしい。日本オタクじゃないか!
彼以外にも、アニメやライトノベルが大好きな友人がいて、色々話してくるけど、マニアックでついていけなかった(笑)
それにしても、彼らの膨大な日本のアニメの知識量には、本当に感動する。あまり知らない自分が恥ずかしくなった。
ギヨームが「フランスにいるなら本物のチーズを食べなきゃね、こないだ君がスーパーで買って食べてたチーズはチーズじゃないよ!」とw。彼はフランスの食材にとてもこだわりがあるみたい。フランスの本物を伝えてくれる彼の熱意、本当に大好き。
深夜まで楽しい時間が続いた。
パリ市内観光ふたたび!(凱旋門)
ギヨームの友人たちとパーティを楽しんだ昨夜。翌日の今日は7月10日でパリに着いて既に6日目を迎えたことになる。
今日もパリ市内を観光。まだまだ足を運んでいない有名スポットはたくさんある。
まずは「凱旋門(Arc de Triomphe)」。パリといえばここ、というくらい有名なスポットだよね。
RERで「シャルル・ド・ゴール/エトワール Charles de Gaulle – Étoile」で下車。RERの1番線は、何度も乗ったので、たいていの駅名は覚えてしまった。
地下から地上に上がると、その大きな門が姿を現した。
門により近づくには、地上の道路からではアクセスできないため、地下から行くことに(若干わかりづらかった…)。
地下道で列に5分くらい並んでチケット売り場でチケットを購入し、地上へGo!!
この凱旋門を中心にまっすぐな道が伸びている街並みはとても綺麗。
凱旋門をたっぷり堪能したあとは、エッフェル塔へ向かうことに。
パリ市内観光ふたたび!(ランチ&エッフェル塔)
凱旋門から伸びている道路のうち、エッフェル塔方面につながっている大きい通りを歩いていく。
数カ国の大使館があってビジネス街になっているけど、日曜日だからか、人もほとんどおらずひっそりとして落ち着いている。
エッフェル塔近くの交差点、かっこいい像を発見。調べてみると「ジョージ・ワシントン」と書いてある
ついでに、おなか空いてきたからレストランも探しながら歩いていく。
…待てよ。今日は日曜日。空いているレストラン、少ない気が…。
案の定、空いているお店は少ないみたい。ただ幸いにも、GoogleMapでレストランを検索してみると、近くに空いてる良さげな場所を発見。
「Paris Follie’s」というレストラン(GoogleMapはこちら)。正午をだいぶ過ぎているからか、Entreeは注文できないらしく、PlatsかDessertsにしてください、とのこと。オッケーです!ここでサラダとワインを注文。
チーズや生ハムもあって、バゲット付きだからちょうどいい量。歩いて若干汗ばんでたけど、日陰でゆっくり食事をしながらリラックス&リフレッシュできた。
隣のテーブルにはお歳を召したマダムと子どもとその両親らしき4人(3世代の家族かな?)が座っててとても楽しそうだった。バカンスかな?
おばあちゃんが自分のサラダを見て「あれもおいしそうね」とつぶやいたり、ソロのアジア人の自分が珍しいのか、子どもがちょくちょく自分のほうを見てきたり(笑)
先に自分が食べ終わったので、隣の家族とお互い「Bonne journee(良い日を)」と挨拶。一人旅あるあるだと思うけど、声をかけられると嬉しいね。
さて、おなかもいっぱいになったので、エッフェル塔へ再出発。すぐに到着。
鉄骨のメンテナンス?に相当の予算が必要らしく、募金協力のポスターなどがあった。
それにしても今日は日差しが強くて暑い!歩くのもはばかられるくらい。それにもかかわらず行き交う人はサングラスをつける人は多いけど、自分みたいに帽子を被る人が少ないのが不思議。ヨーロッパでは帽子はあまり好まれないのかな?
パリ市内観光ふたたび!(軍事博物館)
次の訪問先は「軍事博物館(Musée de l’Armée)」(GoogleMapはこちら)。
以前イギリスに旅行に行ったときも軍事博物館に行ったことがあり、とても面白かったので、フランスはどんな感じなのかなと興味があった。エッフェル塔から歩いて数分の場所。
ほどなくして博物館に到着。
敷地に入る門の前には警備員がいて、荷物のチェックをされた。
やはり軍事分野だから治安面に気をつけているのかも?
建物中央のドーム、金色のデコレーションが美しい。
博物館内では屋外と同様に、結構警備関係の人が多い気がする。
早速チケット売り場で、チケットを購入して入館!
フランスにとっての第二次大戦といえば、やはりナチスドイツとの戦いが大きな要素になっているようで、当時のレジスタンスの活動が展示物やパネルでとても細かく紹介されている。
時代を遡って、中世のエリアに移る。
どの博物館も美術館も、初めて行くのもあるけど、時間が経つのを忘れてしまうくらい、興味深く見学に熱中してしまう。
2時間くらい滞在して、ブティックでポストカードを買って、帰路へ。
夕食&明日のこと
帰宅すると、ギヨームから、お母さんはバカンスで今日はいないとのこと。
夕食は、マチューさんが作ってくれたパスタをギヨームと3人で食べる。
美味しかった。感謝の気持ちでいっぱい
明日パリをナンシーに向けて発つことを話す。パリからナンシーまで結構距離があるから、間にどこか面白い場所ないの?と以前ギヨームに聞いたときに「田舎しかないよ」と答えたことに対し、マチューさんは「何を言う。ランスがあるじゃないか。シャンパンで有名だぞ」と反論。
今回は計画を固めてしまったし、今度来たときに、行ってみよう、ランス。
今日で丸々一週間、ギヨーム家に滞在したことになるのか…あっという間だったな。
ギヨームからは、8月末の帰りの日、パリに戻ってきた時に家に帰ってきていいよ、と言われた。
この一週間でもすごく長い滞在だったのに、帰りも歓迎してくれるなんて、優しすぎる。
振り返ると、日本人の自分としては、たとえ友人の家族宅とはいえ、長く滞在することに対しては正直遠慮があった。(なかなかできない体験だから、楽しみも大いにあったけど)
でも、家族のみんなと一緒に過ごしてみてわかったことは、彼らは変に自分を気にかけすぎることもなく、パリを観光したりする自分の時間を大切に考えてくれていて、でも、食事など一緒に過ごす時間は、家族の一員のように接してくれる、ということ。この「距離感」と「優しさ」が、とても心地よかった。
これがフランスの家庭なのだろうか…と結論づけられるほどフランスという国を知っている訳ではないけれど、たとえ「お客さん」という立場でも、フランスの一般家庭に滞在したことで、自分自身、フランスという国、そしてフランス人に対する距離感がグッと縮まったことは確かだと思う。
これからフランスのいろんな都市を回る自分にとっては、まだ旅のスタート地点であるのに、すでに、こんなに素敵な時間を過ごすことができて、他の都市で過ごす時間が、ここより良いことはあるんだろうか、と思うと、複雑な気持ちがする。それくらい、「幸せ」を感じた。
何もかもが便利で、不自由ない、平和な日本の生活では、目に見えない価値観。旅でしか得られない価値観だと思う。
心残りがあるとすれば、何か家事のお手伝いができればよかった、ということ。(お母さんに「何か手伝いをしたい」と何度か伝えたけど、「優しいわね、でもあなたはゲスト(Invite)だから、気にしないで」と言われた)
ポストカードの裏に、家族への感謝の気持ちを言葉にして、書いた。明日、ギヨームに手渡すことにした。
そして、明日はパリを去り、西部のNancy 「ナンシー」へ移動だ。
今日のなまえ:「過去を振り返ることで気づく、今の幸せの大きさと、膨らむ感謝」